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Ginger(ジンジャー)
学名 Zingiber officinale 科名 ショウガ科
部位 根
タイ語名 キン 和名 生姜


主な作用:駆風、抹消血管拡張、循環刺激、鎮痙攣(けいれん)、鎮痛、催淫

タイのショウガは、日本で使う土ショウガとほとんど同じ姿かたちと味で、普通に「豚しょうが焼き」を作ることができます。
タイでももちろん料理によく使われますが、日本よりも大胆に使われていることが多く、「ショウガの千切りと豚肉の炒め物」など、実に具の60%以上がショウガの千切りだったりします(メイン素材になってる)。
もちろんご想像通り、相当なピリカラ料理です。

デザートでは、ショウガ味のあまーいスープ(温かい)があります。
日本の「冷やしあめ」をホットに、さらにスパイシーにしたような感じといったらいいでしょうか。
そこに、ごまあんのはいったほの甘いおモチが入っているのが定番。
食べるとすぐにぽかぽかとしてきて、風邪の時などに良さそうです。

おもしろいのは、タイでショウガはサムンプライ(ハーブ)として「薄毛に良い」と言われていることです。
ハーブショップなどでは、「ショウガシャンプー」なるものも売られています。
きっと、ジンジャーには刺激効果があるので、毛根にカツ!を入れるのに良い、ということなのでしょうね。

タイの温熱療法「ハーブボール」にも、必ずといっていいほど入っています。

ジンジャーの精油の作用には、主な成分α-クルクメンのコレステロール溶解、抗腫瘍、ジンゲロールのもつ抗炎症、降圧、鎮痛、抗アレルギー作用などがあります。

若干の皮膚刺激作用があるので、使うときは濃度に注意してください。少量でも十分効果が体感できます。

精油は、生のショウガよりも甘さと深みを増した香りになっています。
ジンジャー精油の香りには、リラックスをうながし、勇気や自信を持たせる効果があり、落ち込んだ精神力を回復させるのに役立ちます。