Phlai (wild ginger)
学名 Zingiber cassumunar 科名 ショウガ科
タイ語名 プライ 和名 ポンツクショウガ
主な作用:筋肉の緊張をとり、痛み・炎症を強力にやわらげる。生理不順や便秘にも。
ハーブボール治療、ハーブサウナなどには必ず使用される、タイのハーブ治療における中心的存在です。
ぱっと見はショウガのおばけのような(巨大ということで)姿形をしています。
でも香りはショウガとはまったく違い、ツンとした香りはせず、落ち着いた、よく耕されたふかふかの土のような、アーシーな香りを持ちます。
その香りには精神や神経を落ちつかせる作用があります。
精油の主要成分は、テルピネン-4-オール。
ティートリーと共通する、抗炎症、抗菌・抗ウィルス作用のある成分です。
他にはモノテルペン炭化水素類が多く含まれ、全体として、痛みや炎症を鎮める、免疫を強化、抗菌、抗真菌、抗ウィルス作用など、ティートリーやマジョラムなどにも似た、メディカルな特性を持ちます。
また刺激性が少ないので、子どもからお年寄りまで安心して使うことができます。
和名は不思議な語感の言葉です。ぽんつくっていったい何なのでしょうね。
この「ポンツク」の由来について正式に載っている資料はまだ見かけませんが、タイ語に「癒し」という意味をもつ「ポントゥック」という言葉があります。そこからきているのかもしれません。
タイではヒーリングの王様のようなプライ。
虫さされや筋肉痛、肩こりなどのバーム(塗り薬)にも必ずプライオイルが入っています。
アロマの手作り軟膏や、マッサージオイルにもとてもおすすめです。