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Turmeric
学名 Curcuma longa 科名 ショウガ科
タイ語名 カミンチャン 和名 ウコン、鬱金


主な作用:胆汁分泌促進、抗炎症、健胃・殺菌、抗がん・腫瘍予防など

アーユルヴェーダの処方には必ずはいっているというターメリック。
日本でも肝臓に良いハーブ、ウコンとしてよく知られるターメリックは、タイでは「カミン」という名前で重宝されています。

ウコンにもいろいろな種類がありますが、最もよく使用されるのが「カミンチャン」とよばれるタイプ。
日本で言う秋ウコンに近い種で、小さめで細めのシルエット、断面は鮮やかなオレンジ色です。

アーユルヴェーダの影響を強く受けるタイでは、肌の調子をととのえたり、美肌・美白のためのスキンケアに古くから愛用されてきたハーブです。
今でも、パウダー状のハーブがパックやスクラブとして売られています。

さて、この根っこのハーブを蒸留して精油にすると、どうなるのでしょう?

カミン(ターメリック)精油の主成分は、セスキテルペンケトン類のターメロン、セスキテルペンのクルクメンなどです。
精油になると、ハーブのときよりも「ツーン」とした香りがなくなり、どっしりとしたウッディ、バルサム調の少し甘い香りがします。
色もハーブより薄く、薄黄色の精油です。

ターメロンには消化促進、解毒、肝臓保護、胆汁分泌などの作用が、クルクメンなどセスキテルペン類には抗炎症、皮膚刺激の緩和などの作用があります。

肝臓・消化器サポート&デトックスのためのアロママッサージや、痛み・炎症のためのトリートメント(筋肉&肌)、美肌用フェイシャルケアなどに使うことができます。

※注意点としては、ケトン類を含んでいるため乳幼児や妊産婦は使用に気をつけること。
またウコンのハーブ同様、胆石など胆のうのトラブルがある場合は使用をひかえること。
まれに皮膚のアレルギーが現れることがあるので、そのような場合は使用をやめること。

それ以外は、刺激性も少なく分量に注意さえすれば安心して使用できる精油です。

セスキテルペン類が多いため、香りは重めのミドル~ベースノート。

他の精油の香りを補強し、持続させる力もあります。不思議とどんな精油とも溶けこんで合ってしまう香りなのですが、個人的には、ジュニパーなどウッド系、フランキンセンスなど樹脂系、マジョラム、ラベンダーなどハーブ系などと相性が良いように感じます。ぜひ、いろいろなメジャー精油とのコラボをお試しになってみてください。